お知らせ

~会話しながら、苦痛の少ない検査~



当院では経鼻内視鏡を活用しています。口から入れる内視鏡よりかなり細くしなやかで、鼻から入れる「経鼻内視鏡」をご存じでしょうか?
ちなみに当院で使っていた「経口内視鏡」の直径は11ミリ、「経鼻内視鏡」は5.9ミリ。大きな違いがわかっていただけると思います。経鼻内視鏡ならお年寄りの方や経口内視鏡が苦手な方でも胃の検査が安易におこなえます。内視鏡検査で「オエッ」と吐き気を催すことをご心配の方が多いのですが、この原因は舌の付け根に内視鏡が触れるために起きる「咽頭反射」です。経鼻内視鏡は鼻腔から食道に入りますから、この不快な咽頭反射は起きません。咽頭反射による不快感や苦痛を軽減するために、鎮痛剤や麻酔導入剤を使用する病院もありますが、検査後すぐには運転などが出来ないため長時間の回復処置が必要だったり、過剰投与や副作用によって呼吸が止まる危険性もあります。経鼻内視鏡はほとんどの場合、麻酔を使いませんので安心で安全に検査がおこなえます。(鼻の粘膜に微量の麻酔を施す場合もあります。)また、経口内視鏡を使用している間、患者様はしゃべることが出来ませんが、経鼻内視鏡だと検査中に「調子はどうですか?」などとリラックスした会話が出来ます。当院では、このように患者様にご安心していただきながら患者様とドクターの双方が納得のいく検査をおこなっています。